あれから
あれから
たった2日とちょっと経った。たった。
なぜかあの日から銀杏が頭を離れない。
どちらかと言うとゴイステか。峯田氏と年が近いからだろうか。
あれから
色々あった。
家泊まりに来いと言ってくれたブラザー
市内まで車で送ってくれ、寝れていない僕を1日連れまわしてくれた兄弟。
ブラザーの家に遊びに行くと、同棲者:いつも弟のようにかわいがってくれる姉的存在
が飲み行こう、好きなだけ飲んで好きなもの何でも買ってくれるよ、と。
いつもの居酒屋に行き、酒を飲み思い出話に花が咲いた。
やっぱり好きだ。
カラオケに行こう、僕はそう言い二人は付いてきてくれた。
今までで一番楽しかったカラオケを背に、酒が弱くいつも潰れないように飲んでたが今日はとことん酔っぱらってくれたブラザーを背に、家に戻った。
次の日、ぼくはあこがれの彫師さんが東京から来るイベントがあり足を運んだ。
みんなにとっては某菅田将暉や某ディズニーランドのキャラクターに会ったときに心躍るそれが僕にとって彼で、ここ何年かで一番興奮した日になった。
一緒に来てくれた数少ない同い年の友達は、生きてればいいことあるよ、そういった。
彼女は大人だ。
嗚呼、生きてればいいことだってあるじゃん。
たった2日しか経っていないわりには気持ちの晴れた僕は2日ぶりに一人の家に帰り、
『夢で逢えたら』、布団に入った僕は枕を濡らした。